1. 40歳代「みんなの貯蓄額」平均と中央値・分布をみる

まずは40歳代、二人以上の世帯の貯蓄とその内訳を、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」より確認していきましょう。

1.1 【40歳代・二人以上世帯】金融資産保有額

(金融資産を持たない世帯を含む)

金融資産保有額

  • 平均:916万円
  • 中央値:300万円

出所:金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」

1.2 金融資産保有額の分布

  • 金融資産非保有:24.8%
  • 100万円未満:9.4%
  • 100~200万円未満:7.5%
  • 200~300万円未満:6.2%
  • 300~400万円未満:4.6%
  • 400~500万円未満:3.9%
  • 500~700万円未満:9.2%
  • 700~1000万円未満:6.7%
  • 1000~1500万円未満:8.5%
  • 1500~2000万円未満:4.8%
  • 2000~3000万円未満:5.8%
  • 3000万円以上:4.8%
  • 無回答:3.7%

【参考】年間手取り収入(税引後)

  • 平均:581万円
  • 中央値:500万円

平均は大きな金額(ここでいうとお金持ち)の影響をうけるので、より実態に近いのは中央値の300万円です。2000万円以上の割合が10.6%いる一方で、100万円未満の世帯が34.2%と約3割。

次では、50歳代についても見ていきます。