まとめにかえて
金融広報中央委員会の世帯調査によると、60歳代の二人以上の世帯で貯蓄が2000万円以上ある世帯は3世帯に1世帯、単身世帯では4世帯に1世帯でした。
残りの多くの世帯は60歳代で貯蓄が2000万円に満たないことを示しています。
今回、2000万円でも足りないケースを提示しましたが、多くの人にとっては、まずは2000万円を貯めることが目標になるでしょう。
ここで紹介したiDeCoやNISAなどの制度も活用して、早めに資産形成を検討するといいでしょう。
参考資料
- 日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」(第92回<2022年12月調査>)の結果 」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]各種分類別データ(2021年)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]各種分類別データ(2021年)」
- 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
- 総務省「家計調査/家計収支編/二人以上の世帯/2021年/第3-12表(高齢者のいる世帯)世帯主の就業状態別」
- 総務省「家計調査/家計収支編/二人以上の世帯/2017年/第3-12表(高齢者のいる世帯)世帯主の就業状態別」
- iDeCo公式サイト
- 公益財団法人生命保険文化センター「2022年度 生活保障に関する調査《速報版》」
- 金融庁「新しいNISA」
石倉 博子