いつまで続く?電気・ガス料金の高騰
電気代が高騰している主な原因は、以下の3点が考えられます。
- 燃料価格の高騰
- 国内の電力供給不足
- 再エネ賦課金の単価上昇
ガス代金高騰の背景には、液化天然ガスの不足が挙げられます。コロナ規制からの回復期に電力需要が増加する際に石炭や液化天然ガスの供給が不足しました。
液化天然ガスは、発電にも使われるため、世界的な供給不足は電気とガスの双方に影響します。
また、ウクライナ情勢悪化による地政学リスクも要因の一つですが、液化天然ガスの輸入先はオーストラリアが大半を占めており、ロシアからの輸入は限定的です。
ガス代金高騰の要因は、ウクライナ状況の悪化よりも、世界的な需要の拡大が要因と推察されます。
ガス代金は液化天然ガスの供給が安定すると、落ち着きを取り戻す可能性はありますが、電気代は国内の電力供給不足が解消されない限り継続するかもしれません。
いずれにしても、エネルギー価格の高騰が明確にいつまで続くとは、言い切れない状況です。