株や金が軒並み高値を付ける中、「今さら始めても高値づかみになりそう」と、投資の一歩を躊躇してしまう方は少なくないでしょう。

こうした相場環境だからこそ、あらためて検討したいのが「バランスファンド」です。短期的な爆発力には欠けますが、長期的な資産形成を目的とするなら、有力な選択肢となります。

今回は、私たちの年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の実績も参考にしながら、バランス運用の考え方を整理していきましょう。

1. 【分散投資の考え方】投資の格言「卵を一つのカゴに盛るな」

投資の世界には、初心者がまず最初におさえておきたいキホンの格言があります。それが「卵を一つのカゴに盛るな」です。

卵を一つのカゴにまとめて入れていた場合、もしそのカゴを落としてしまったら、中の卵はすべて割れてしまうかもしれません。しかし、複数のカゴに分けて入れておけば、一つのカゴを落としても、他のカゴの卵は無事です。

これを投資に例えたのが「分散投資」の考え方です。特定の銘柄や資産だけに資金を集中させず、投資先を分けることで、予期せぬ事態が起きた際の致命的なダメージを避けることができます。