1. 令和2年度 厚生年金の受給額をチェック
日本の年金制度は、国民年金と厚生年金の「2階建て」です。
厚生労働省「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」によると、厚生年金保険(第1号)の平均月額は14万4366円となっています。
とはいえ、受給者の総数は1610万133人。個人差が大きいことは忘れてはいけません。
14万円以上の厚生年金を受給しているのは全体の52%、10万円未満は23%となっています。
なお、男性のうち10万円未満に該当するのは10.5%ですが、女性は48.9%にものぼります。
厚生年金は報酬比例の年金となっていますから、現役時代の年収が大きく影響します。
全体平均にあたる14万円以上の厚生年金をもらうには、どれくらいの年収が必要なのでしょうか。