1. 令和2年度 厚生年金の受給額をチェック

日本の年金制度は、国民年金と厚生年金の「2階建て」です。

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

厚生労働省「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」によると、厚生年金保険(第1号)の平均月額は14万4366円となっています。

出所:厚生労働省「令和2年度厚生年金・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

とはいえ、受給者の総数は1610万133人。個人差が大きいことは忘れてはいけません。

14万円以上の厚生年金を受給しているのは全体の52%、10万円未満は23%となっています。

なお、男性のうち10万円未満に該当するのは10.5%ですが、女性は48.9%にものぼります。

厚生年金は報酬比例の年金となっていますから、現役時代の年収が大きく影響します。
全体平均にあたる14万円以上の厚生年金をもらうには、どれくらいの年収が必要なのでしょうか。