今後の暮らしを見据えて貯蓄や生活費の配分を考えるうえで、貯蓄額の平均や世代の中での位置づけを知っておきたいと感じる人も少なくありません。
今回は、最新データをもとに20歳代から70歳代までのおひとりさま世帯の貯蓄額を平均と中央値の両面から世代別に紹介します。
あわせて、銀行の現場で多くの家計を見てきた立場から、自然とお金が集まりやすい人に共通する考え方や行動のポイントも解説します。
1. 【20歳代~70歳代】おひとりさまの貯蓄額の平均はいくら?
2025年12月18日に公表されたJ-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計と金融行動に関する世論調査(2025年)」のデータをもとに、おひとりさま世帯の貯蓄額の割合や平均・中央値を世代別に紹介します。
1.1 【おひとりさま世帯】20歳代~70歳代の世代別の貯蓄平均と中央値はいくら?
【世代別:平均:中央値】
- 20歳代:255万円:37万円
- 30歳代:501万円:100万円
- 40歳代:859万円:100万円
- 50歳代:999万円:120万円
- 60歳代:1364万円:300万円
- 70歳代:1489万円:500万円
おひとりさま世帯の貯蓄額は、20歳代から70歳代にかけて平均値は増加しています。
一方で中央値を見ると、30歳代から40歳代は100万円前後、50歳代でも120万円にとどまり、平均と中央値の差からも、貯蓄額には世代内でもばらつきがあるとわかります。
60歳代・70歳代では中央値も300万~500万円へと上昇しますが、全世代を通じて「一部の高額層が平均を押し上げている構造」がおひとりさま世帯のお金の実態です。
