4. 年金の受給額は少なくなる見込み
現役世代の方にとって、年金の支給額というのはピンとこないかもしれません。
しかし、国民年金や厚生年金の受給額はここ2年マイナス傾向にあるのです。これに伴い働くシニアも急激に増え、今や「年金だけで暮らせる高齢者」の方が少数派となってしまいました。
いざとなれば「生活保護」というセーフティーネットはあるものの、やはり老後は豊かに過ごしたいと願うものです。
理想の老後を思い描きながら、少しずつ老後資金を形成していくことが重要になるでしょう。
厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の月額平均は5万6252円(男子:5万9040円、女子:5万4112円)。
厚生年金の月額平均は14万4366円(男子:16万4742円、女子:10万3808円)です。
厚生年金に加入しているかどうかでも変わりますし、そもそも現役の収入によっても年金額は大きく変わります。
まずは、ねんきんネットやねんきん定期便などで見込み額を把握することから始めてみましょう。