株式会社マイナビが正社員1200名に行った「正社員の賃金上昇実態と生活満足度調査」によると、正社員でも4割以上が「賃金が低すぎる」と考えていることがわかりました(2022年11月10日 公表)。
数ある雇用形態の中で最も賃金が安定している印象のある正社員ですが、職種や地域によってはそうとも言い切れない部分もあるでしょう。
正社員のお金事情について見ていきます。
正社員だけど「賃金が低すぎる」4割。年収の中央値は450万円
20代~50代の正社員に現在の年収を聞いたところ、以下のような結果となりました。
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出所:株式会社マイナビ「正社員の賃金上昇実態と生活満足度調査」
現在の年収の中央値
全体:450万円
- 20代:350万円
- 30代:425万円
- 40代:500万円
- 50代:600万円
国税庁によれば日本の平均年収は443万円ですから、乖離もなく妥当な年収水準と言えるでしょう。
しかし、今の年収が見合っているかという質問に対しては、全体の43%の方が「低すぎる」と答えています。
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出所:株式会社マイナビ「正社員の賃金上昇実態と生活満足度調査」
特に「年収300万円未満」では50.0%が、日本の平均年収の「300~500万円未満」でも48.5%が低すぎると答えており、700万円未満までは4割以上が低いと感じていることがわかります。
正社員であれば賃金が高いというわけではなく、不満を抱えている方も多い結果となりました。
正社員で今の生活の金銭的な不満は57.8%。年収700万円で変わるか
同調査より、今の生活の金銭的満足度を聞くと、57.8%と半分以上が不満と答えています。
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出所:株式会社マイナビ「正社員の賃金上昇実態と生活満足度調査」
満足のほうが多くなるのは「年収700万円以上」となっており、先ほどと比べても給与に満足できるのは「年収700万円」がターニングポイントと言えそうです。
平均年収400万円台では多くの方が不満を抱えている状況と言えるでしょう。
自分に見合う年収はプラス100万円
また、自分に見合うと思う年収は以下の通りでした。
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出所:株式会社マイナビ「正社員の賃金上昇実態と生活満足度調査」
全体で見ると、今の年収と見合うと思う年収には「100万円」の違いがあるとわかります。
全体では年収500万円を妥当と考える方が多いようです。
日本の平均年収は30年以上変わっていませんが、やはり低いと考える日本人は多いようですね。
まとめにかえて
正社員でも年収に不満を抱えている方は多く、あと100万円は上がっていいと考えている方が多くなりました。
ただ年収の変化をみると、5年前と比べて4割が上がっていると答えており、また37.3%が上がると思うと答えています。
今の仕事の仕方次第で将来の年収が上がる可能性はあるため、現段階だけでなく、先を見据えたキャリアプランが大切でしょう。
それでも年収に不満を感じる場合には、転職活動も視野に入れて、一度キャリアアドバイザーなど専門家から客観的な意見をうかがうのも良いかもしれません。
参考資料
宮野 茉莉子
