2028年4月から遺族基礎年金の見直し「対象になる人、影響を受けない人」どんな人?支給額が約1.3倍になる「有期給付加算」の仕組みと継続給付について 2026.09.15 15:05 公開 執筆者村岸 理美 2025年に成立した年金制度改正法により、遺族厚生年金の見直しが決まりました。厚生労働省は2028年4月施行予定としています。報道では5年で打ち切りという部分が目立ちますが、見直しの中身はそれだけではありません。有期給付の額には新たに有期給付加算が上乗せされ、いまの遺族厚生年金の額の約1.3倍になります。5年が過ぎたあとの継続給付や、影響を受けない区分もあわせて確認していきます。 この記事のポイント 遺族厚生年金の見直しは2028年4月施行予定で、対象になった方は原則5年間の有期給付になる 有期給付には有期給付加算が上乗せされ、額はいまの遺族厚生年金の約1.3倍になる すでに受給している方や18歳年度末までのこどもを養育する方は影響を受けない 記事の続きを読む 1/2 出所:厚生労働省「遺族厚生年金の見直しについて」を参考にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、2028年4月の見直しで対象になる人と影響を受けない人を図で確認します。対象は18歳年度末までのこどもがいない方のうち、女性なら2028年度末時点で40歳未満、男性なら60歳未満の方です。すでに受給している方やこどもを養育する方は影響を受けません。自分がどちらに入るかを確かめられます。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 国民年金の平均受給額「月5万9310円」!満額との差はどれくらい?年齢別で見る年金額の違い「60歳代と90歳代」で年金額に差はある? 令和6年度末現在の国民年金(老齢年金)の受給権者は3345万4617人、平均年金月額は5万9310円でした。ただし年金月額階級別にみると6万円以上7万円未満に51.3%が集まり、累積構成比で50%を超えるのもこの階級です。平均は同じ令和6年度の満額6万8000円を月8690円下回りますが、実際に最も多い層は6万円台にありました。年齢別の平均額と男女差もあわせて確認します。 【国民年金】納付率「85.2%」の裏側!未納と免除で年約1万円差がつく年金制度の落とし穴と年代別平均額をみる 厚生労働省は2026年8月28日、令和8年6月末現在の国民年金保険料の月次納付率を公表しました。最終的な納付状況を表す3年経過納付率は85.2%で、前年同期から0.3ポイント上がっています。途中経過を示す1年経過納付率は83.5%、2年経過納付率は85.8%でした。あわせて厚生労働省年金局の令和6年度事業の概況から、国民年金と厚生年金の平均年金月額を5歳刻みで確認していきます。 遺族厚生年金を左右する「短期要件」と「長期要件」の違い。働き盛りを守る「300月みなし」特例とは? 配偶者が亡くなったあと、遺族厚生年金がいくらになるのかは大きな関心事です。遺族厚生年金は亡くなった方の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3で計算するため、加入期間が短いと額も小さくなるのが原則です。ただし在職中の死亡など短期要件にあてはまる場合は、被保険者期間が300月に満たなくても300月とみなして計算します。短期要件と長期要件のちがいと、300月みなしで額がどう変わるかを確認します。 【遺族厚生年金】2028年の見直しで新たな対象者「なぜ64倍の差?」30代女性約250人と60歳未満男性約1万6000人の背景 遺族厚生年金の額は報酬比例部分の4分の3 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #遺族年金 #遺族厚生年金 #遺族基礎年金 #社会保障