3. 不動産投資におけるフルローン
頭金を投入せず、物件購入価格を全て融資に組み込むことをフルローンといいます。
フルローンを利用すると、自己資金を手元に残したまま物件が購入できたり、レバレッジをかけた効率的な投資を行ったりすることが可能です。
不動産投資におけるフルローンについて、詳しくは以下の記事をぜひ参考にしてください。
3.1 【2022年】不動産投資におけるフルローンの現状
先述の通り、かぼちゃの馬車事件以降銀行の融資審査が厳格化し、融資を受けることが難しい傾向が出てきました。その影響で、フルローンで融資を組むことは、依然難しい状況が続いています。
LIFULL HOME’Sの不動産投資コラム「不動産投資への銀行融資が厳しい今、フルローンは可能なのか?」にもある通り、88%の銀行・67%の信金・信組が、3分の1以上の案件において頭金の投入を求めています。
2022年時点では区分であればフルローンの可能性はありますが、一棟アパートやマンションのフルローンは難しく、1割から2割の自己資金は求められる傾向があります。
4. まとめ
不動産投資を取り巻く金融機関の融資スタンスは引き続き厳しい状況が続いており、区分では無い限りフルローンを利用することは難しいでしょう。
しかし、不動産投資に対する金融機関のスタンスは、厳しいながらも、なかには積極的姿勢に転換している金融機関も出てきています。
なかなか不動産投資の融資がうまくいかない人も、自分にあった金融機関を根気強く探していきましょう。
※この記事はLIFULL HOME'S 不動産投資コラムより提供を受けたものです。
参照記事
LIFULL HOME'S 不動産投資編集部