106万円の壁を超えたとき「得」となること

1. 老後に受け取る年金が増える

扶養内のままだと、65歳から受け取る年金は1階(基礎年金部分)だけです。しかし、厚生年金保険に加入すると、年金は1階(基礎年金部分)に加え、2階(報酬比例部分)も支給されます。

公的年金には障害年金、遺族年金などもあり、万が一のとき、保障が充実します。

2. 「傷病手当金」や「出産手当金」の対象になる

健康保険に加入することで、「傷病手当金」や「出産手当金」などが受け取れます。

傷病手当金は、業務外の病気で働くことができない場合、その働くことができなくなった日から起算し、3日経過した日から最長1年6ヵ月間、給与の3分の2相当が支給されます。

出産手当金は、出産のため会社を休み、給与が支払われないとき、産前42日・産後56日までの間、給与の3分の2相当が支給されます。