イマドキの女性たちが働く理由2. 働くことになんらかの価値を見出している
少々古いデータになりますが、総務省「就業構造基本調査(2017年)」は夫の所得階級別の妻の有業率を明らかにしています。
年収300万~499万円の夫をもつ妻のうち、7割以上が働いています。
夫の年収が500万円を超えるあたりから妻の有業率はわずかに減少しています。とはいえ、年収500万円以上稼ぐ夫の妻の有業率が50%を下まわることはありません。
また、年収1500万円以上の夫をもつ妻についても、約56%が働いています。
子どもを都心部で育てる場合、世帯年収が1000万円でも余裕がないという意見も少なくない昨今。最近は、パワーカップルという言葉を耳にする機会も多いです。
夫の年収がある程度あっても、養育費や老後の資金を考慮し、夫婦で家計を支えていこうという方針の家庭も多いと考えられます。
1500万円以上の年収の夫をもつ女性の約56%が働いているという結果には、お金以外の価値を見出して働いている女性も少なくないことが窺えます。自身の能力や学生時代の学びを活かし、社会で活躍する女性も多いでしょう。