将来もらえる公的年金にはあまり期待していない、と言う方は多くなってきているかもしれません。
「老後の生活費は、年金収入とは別に2000万円不足する」という内容で話題となった「老後2000万円問題」などもあり、自助努力で老後資金を準備することは“当然”になりつつあるように感じています。
では、いま年金を受け取っている60歳~90歳のシニア世代はいくらぐらいの年金を受け取っているのか気になるところではないでしょうか。
私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまから将来のお金についての相談を受けてきました。その経験もふまえ、現在のシニア世代を参考に、「国民年金」と「厚生年金」に分けて全年齢の公的年金平均受給月額を1歳刻みで確認しながら、将来へのお金の備え方についてお話していきたいと思います。