4. 老後資産の増やし方を考える
ここまで、65歳以上の貯蓄の実態や、老後2000万円問題について解説をしました。「自分の老後が不安だ。」と心配になったという人もいるでしょう。
ゆとりある老後生活を過ごすためには、老後になってから慌てるのではなく、安定した収入のある現役時代からの計画的な資産づくりが大切です。
では、「貯蓄」というと、銀行の預貯金や家計の見直し、節約といった言葉が浮かぶ人が多いのではないでしょうか。もちろん、それも一つの正しい方法です。
ですが、超低金利時代が続いている今日で、預金での貯蓄ではなかなかお金がふえません。お金をふやすという目的であれば、わずかな預金利息では効率的とはいえず、ペースとしては物足りないでしょう。
そこで検討をすすめるのが「資産運用」です。老後に向けた長期的な資産形成では、お金に働いてもらい、効率的にお金を育てていく方法があります。もちろん、リスクも伴うため十分に理解する必要があります。