70代の貯蓄とかかわりの深い老後2000万円問題
2019年には年金以外に2000万円が必要という「老後2000万円問題」が話題となりました。
70代になれば老後資金を切り崩す方が大半でしょうが、それでも2000万円以上保有している方が約3割程度はいるということになります。
また、金融資産が1000万円以上2000万円未満の方も全体の19.9%と、約2割を占めていることもわかります。
実に、約半数の方が1000万円以上の金融資産を保有しているということになります。
その一方で、金融資産を保有していないという方も全体の18.6%と、およそ2割を占めているという現実も明らかになっています。
今回分布を見て分かったのは、70歳以上でまとまった貯蓄をもつ「お金持ち」がいる一方で、貯蓄をもたない世帯もいることです。
70代に入ると持病を抱えたり、介護が必要になったりという可能性は誰にでも起こりうることです。
その中で貯蓄がない、または少ないとなると不安も大きくなるでしょう。
いざ老後を迎えてからの対策は非常に難しく、いかに若いときから、老後の生活を自分ごとだと考えて準備していくかが重要だといえます。