自営業や専業主婦が受け取る「国民年金」はいくら?

日本の年金制度は2階建ての構造をしており、そのうち1階部分にあたるのが国民年金です。

国民年金には日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入し、一律の保険料を納めます。40年間欠かさず納めた場合、満額が受け取れるという仕組みです。

出所:日本年金機構

まずは国民年金について、平均と受給額ごとの人数を見ていきましょう。

国民年金の平均月額(受給者数3328万1594人)

〈全体〉平均年金月額:5万6252円

  • 〈男性〉平均年金月額:5万9040円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万4112円

国民年金月額階級別の老齢年金受給者数

  • 1万円未満:7万4554人
  • 1万円以上~2万円未満:29万3600人
  • 2万円以上~3万円未満:92万8755人
  • 3万円以上~4万円未満:284万2021人
  • 4万円以上~5万円未満:466万3638人
  • 5万円以上~6万円未満:776万979人
  • 6万円以上~7万円未満:1483万5773人
  • 7万円以上~:188万2274人

出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

平均は5万6252円ですが、多くの人が「6万円以上~7万円未満」を受給していることがわかります。

ちなみに、2021年度の満額は月額6万5075円。自営業やフリーランスなどは国民年金のみにしか加入しないため、この金額でやりくりするのは厳しいと感じる方も多いでしょう。

特におひとりさま世帯の場合では、なんらかの自助努力が必要となります。