世帯年収600万円台後半の貯蓄や負債は?
続いて総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、年収650~700万世帯の貯蓄とその内訳、また負債額も見ていきます。
【貯蓄とその内訳】
平均貯蓄額:1229万円
〈内訳〉
- 金融機関:1191万円
- 通貨性預貯金:405万円
- 定期性預貯金:316万円
- 生命保険など:330万円
- 有価証券:140万円
金融機関外:37万円
平均負債額:920万円(うち「住宅・土地のための負債」:861万円)
純貯蓄額:1229万円-920万円=309万円
平均的な貯蓄額は1229万円。内訳を見ると700万円ほどを預貯金にし、残りは生命保険や有価証券等で運用しています。
負債額は920万円で、そのほとんどが住宅や土地なので住宅ローンの残りと考えられます。ほかに車のローンなどがあるご家庭もあるでしょう。
貯蓄から負債を引いた「純貯蓄」でみると309万円でした。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。