2021年12月20日、牛丼チェーン大手のすき家が牛丼などを23日午前9時より値上げすると公表しました。米国産牛肉をはじめとする食材費や配送費などの上昇が原因です。
今年の冬は他にも、食料品や電気料金などの値上げが続いています。
一方で国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の平均給与は2010(平成22)年より年収400万円台前半で推移しています。平均給与がなかなか上がらない中での値上げは、家計へ大きく響くでしょう。
日本の平均給与は年収400万円ですが、子どもがいる世帯では世帯年収で600万円台が一般的なようです。
今回は「世帯年収600万円のご家庭」に視点を当てて、平均的な家族のようすや貯蓄、負債額などを見ていきます。
ここ10年間の平均給与は年収400万円台前半
まずは先ほどの国税庁の調査より、ここ10年ほどの平均給与の推移を眺めます。
2020年の平均給与は433万円。推移を眺めると分かるように、ここ10年ほどは400万円台前半です。
男女差も比べてみましょう。
男女別に掲載されているのは2018(平成30)年からですが、男性は500万円台前半、女性は200万円台後半で推移しています。
ここ3年間でみると、平均年収の男女差も変わらない様子がうかがえます。