世帯年収600万円台後半の家族のようすは?
厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、2018年の児童のいる世帯の雇用者所得(世帯員が勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額で税金や社会保険料を含む)は651.8万円でした。
今回は一つの目安として、総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、年収650~700万円の二人位以上・勤労世帯の家庭やお財布事情を見ていきたいと思います。
【年収650~700万円】二人以上・勤労世帯の家族のようす
- 世帯主の年齢:48.3歳
- 世帯人員:3.37人(うち18歳未満:0.98人)
- 女性の有業率:56.4%
- 持ち家率:78.4%
- 平均年収:672万円
年収650~700万円世帯の世帯主の平均年齢は48.3歳です。
参考までに、先ほどの国税庁の調査より一般的に年収600万円を超える年齢を確認してみましょう。
男性で平均給与600万円を超えるのは「45~59歳」ですね。上記は未婚の方も含まれていますが、年収を左右する一因として年齢も関係していることが分かります。
年収650~700万世帯の女性の有業率をみると56.4%です。半数以上が共働きで、約4割が1人で年収600万円台後半と考えられます。
家族の人数は平均3人で、うち1人は18歳未満。これから進学で大学費用等がかかるでしょう。
それでは、具体的な貯蓄や負債はいくらでしょうか。