また、その時から「世界史A」「世界史B」から1科目、「地理A」「地理B」「日本史A」「日本史B」から1科目が必修となり、世界史は必ず学ぶことになっていました。

しかし、来年度から始まる学習指導要領では「歴史総合」が必修科目となることに伴い、世界史単独の必修には終止符が打たれることになります。

歴史の学びはどう変わるのか

社会科全体としては、1年次から2年次にかけて歴史総合および同じく必修となった地理総合を履修し、その後「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」から1科目選択します。

単位数も、これまでのAが2単位、Bが4単位という形から、「歴史総合」「地理総合」がそれぞれ2単位、「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」は各3単位に変更。高校3年間での社会科の単位は合計7単位になります。

必修とされる歴史総合は日本史と世界史が融合した形になり、日本と世界の歴史の流れを分けることなく俯瞰して学びます。また、近現代史に特化しており、江戸末期の開国から現在に至るまでの日本と世界との関りや国際情勢の移り変わりを学習していくことになります。

さらに、今までの板書スタイルの授業から転換し、資料活用や生徒への問いを介して主体的に歴史を学ぶことを目指すとされています。