③「ライフスタイルに関する支出」をどうするか
リタイヤ後の生活では、自由な時間が増えます。現役時代にできなかった趣味や旅行をゆっくり楽しみたいと考えていらっしゃる方は多いでしょう。
また、友人との付き合いや、お孫さんなどへのおこづかいやお年玉なども、人生を楽しく豊かにするための「必要経費」的なものですから、無理のない程度に、でも「しっかり」確保しておきたいところです。
ちなみに、公益財団法人生命保険文化センターの意識調査によると、ゆとりある老後生活を送るには、月々の生活費が36万1000円必要である、いう結果も出ています。
これをさきほどの計算式に当てはめると、30年間に必要となる金額はトータルで約5400万にまで膨れ上がります。
理想とする老後のライフスタイルは人それぞれですが、やはり公的年金だけを唯一の頼りにすることは、かなり心もとないと感じた方がほとんどかもしれませんね。
「お金のプロフェッショナル」を味方につける
今回は、リタイヤ生活をスタートされる方が多い60代の貯蓄事情をながめながら、老後のお金についても考えてきました。
「人生100年時代」が近づく今、長い老後を見据えたお金の準備はできるだけ早めにスタートしておきたいものです。
超低金利時代が続く今、銀行などに漠然とお金を預けているだけでは、お金はほとんど増えません。そんな今こと、お金に働いてもらう「資産運用」を視野に入れる良いチャンスともいえそうです。
「資産運用」にはさまざまなスタイルがあります。
「どの商品を選べばいいのかわからない」「いつも途中で挫折してしまって続かない…」といったお悩みを抱えていらっしゃる方も多いでしょう。
そんな場合、ぜひお金のFA(ファイナンシャルアドバイザー)を味方につけていただくことを、ぜひお勧めします。
なかでもIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、中立的な立場から資産運用のスタイルを提案してくれる、みなさんの強い味方となるでしょう。
無料のオンラインセミナーや相談会などを活用しながら、ゆとりある理想の老後への第一歩を踏み出されてはいかがでしょうか。