「手取り額」を計算してみよう
ここまでの計算から、年収500万円の手取り額を出してみましょう。
- 「収入」-「税金」-「社会保険料」=「手取り」
ここで引かれる社会保険料には雇用保険料も含まれます。
雇用保険料(0.3%)・・・1万5000円
692,000円(厚生年金保険・健康保険)+1万5000円(雇用保険)=70万7000円(社会保険料)
※千円未満切捨て
500万円-39万500円(所得税・住民税)-70万7000円(社会保険料)=390万2500円
年収500万円のAさんの手取りは390万2500円となりました。
さいごに
実際には、年齢や住んでいる場所、控除額によって変わってくるのであくまでも目安として見てください。
このケースの場合、手取りの割合は年収の約78%となっています。家族が多くなると控除額も多くなるので、手取りが増えます。大まかに年収の8割程度が手取りと考えてもいいかもしれません。
次に給与明細を見た時には、ぼんやりと見えていた金額が、何のために、どのような計算によって導き出されたのか理解できているでしょう。また、年収から手取り、手取りから年収を割り出す際に、8割という数字を覚えておくと大まかな目安が出せますね。
参考資料
石倉 博子