「マネー男子」の次のステップは何か
「長期×積立×複利」で将来の資金の基盤が確保でき、運用にも慣れてきたら次のステップに進んでもよいかもしれません。
例えば、株式投資もそのひとつです。
株式投資は個別の会社に投資することになりますから、自分で銘柄を選定してお金を投じる必要があります。預けて任せる投資信託より、少しだけ仕組みが複雑になります。
とはいえ、個別銘柄に投資をすれば、日々の経済情勢に関心を持つようになり、自然と投資に関する知識や経験値が上がっていきます。
日々の値動き、金融・経済の動き、投資に関する専門用語に日々触れることができれば、投資に関する知見が広がっていき、より資産を拡大するチャンスを得る可能性も高くなります。
できれば、株式投資も長期投資を前提におこなうのがベストですが、この場合、中期や短期でも構いません。
女性は粘り強さや根気の良さが注目される場合が多いのですが、男性は決断が早かったり、分析が得意な人もいるでしょう。
判断するのが得意だったり、決断力に自身のあるマネー男子は、余裕資金があるのなら、中期や短期の運用にチャレンジしてみてもよいかもしれません。
くれぐれも余裕資金があればの話ですので、そこは覚えておくようにしてください。あくまでもメインは複利を活用した長期・分散投資です。
短期や中期は複利効果を得にくくなりますから、そもそも利益が出にくいやり方です。
よって銘柄選定が重要になる中級、上級の方法になりますので、お金の専門家を頼ってアドバイスを受けてみるのも一案です。
まとめにかえて
ここまでいかがでしたでしょうか?
今回は20代、30代の男子向けの資産運用方法についてお話させて頂きました。
資産運用を誰よりも早く始めることだけで、大きなアドバンテージとなります。
投資に不安を抱いている人は、お金の専門家にぜひ相談してみてください。ひとりで不安を抱えたまま、投資を始めることはおすすめできません。
不安を解消しながら、また知識も蓄えながら、着実に資産を増やしていただければと思います。
参考資料
- 金融広報中央委員「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年)」
- 金融庁「人生100年時代における資産形成」(平成31年4月21日)
- 谷口裕梨「「40代・就職氷河期世代」老後のお金不安、解消する方法とは」(LIMO)
- 谷口裕梨「老後不安を解消する資産運用「なぜ投資信託が良いのか」」(LIMO)
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
佐藤 雄基