20代・30代に最適な資産運用とは何か
では、どのように資産運用を始めたら良いのでしょうか。
資産運用と言っても、人それぞれ適した投資手法は変わってきますが、全員が気をつけていただきたいのは年齢です。つまり確保できる運用期間です。
20代・30代は、投資を開始する際に投資期間をいちばん長く確保することができる年代です。
過去の実績ベースでは、資産運用は投資期間が長ければ長いほどリターンが高いことがわかっています。米国の代表的な株価指数のS&P500などはその最たるものです。
20代・30代であれば、老後を迎える頃に資産価値も飛躍的に大きくなっている可能性が高いので、20代・30代がいちばん有利な世代と言えるのです。
毎月少額を積み立てる「ドルコスト平均法」というリスクを抑えて運用する方法がありますので、こちらを活用すると老後に向けた資産形成がうまくできるようになります。
「ドルコスト平均法」とは、一度に対象の金融商品を購入せずに資金を分割して均等額ずつ定期的に購入する方法で、例えば毎月2万円ずつ、同じ金融商品を購入するといった方法です。
長期投資を行うことで、複利によって資産を増加させる効果も高まります。
投資から得られたリターンを手元に受け取らずに、再度投資元本に組入れてその後も運用をし続けるので、雪だるま式に資産が増えていくのです。
20代・30代の方々は「長期×積立×複利」の投資手法のメリットを最大限生かせる年齢なのです。資産運用を始める黄金世代とも言えるでしょう。