令和4年度に新社会人となる学生の就職活動が3月1日に解禁され、本格的にスタートしました。

昨年に引き続き、コロナ禍での就職活動となります。

新卒者の採用を見合わせたり、採用人数を大幅に削減したりする企業が増えており、就活生にとって不安が募るニュースが続いています。

コロナ禍の状況で就職活動をする世代は「第2の就職氷河期世代」とも呼ばれているようです。

就職氷河期とは、現在30代後半から40代後半の世代を指し、バブル崩壊後の就職が困難だった時期(1993年から2005年卒を指す場合が一般的)に就職活動を余儀なくされた世代を指します。

本人たちの能力にかかわらず、現在でもフリーターや派遣労働など、非正規雇用で働かざるを得ない状況に追い込まれている人もいます。

私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。

そこで今回は、就職氷河期世代が老後のお金の不安を解消するために、どうすればよいかについて見ていきたいと思います。

就職氷河期世代の40代、老後対策が必要な理由とは

いわゆる「就職氷河期を経験した世代」は、現在30代後半から40代後半。結婚、子育てに邁進している人も多いでしょう。

日々の生活費の収支を合わせるのに精一杯で、貯蓄をする余裕がない人も多いかもしれません。

しかし、就職氷河期世代で老後対策がまだの人は、始められる範囲で今すぐ老後対策を講じる必要があると言えます。

就職氷河期世代は福利厚生制度がない企業に勤務している人や転職経験が多い人もいるでしょう。

退職金制度がない企業に勤めている人、転職経験があり退職金が少なくなる人は、老後の生活費として退職金に代わるものを自分で準備する必要がああります。

フリーターの時期が長い人は、65歳以降の公的年金があまり望めないという人もいるかと思います。この場合も対策が必要です。

これは単身者も例外ではありません。特に老後も賃貸物件に住み続ける人は、家賃の出費だけで固定費負担が大きくなります。

老後の収入源は年金が主体となります。そのため、現在の月収よりもぐっと下がること可能性が高いことも注意しておくべき点です。

就職氷河期世代、老後対策はどのように始めるか

就職氷河期世代の40代が老後対策を行う場合、老後までの残された時間との戦いとなります。

「貯金があまりない・・・」という人は、まずは現預金を中心に貯めるようにしましょう。

できれば毎月の生活費の半年分は現預金で確保しておきたいところですね。

また、40代で保障をしっかりと確保できていないという人は、保障の確保を優先していただきたいところです。

例えば、自分に万が一のことがあったとき、家族がお金に困らないように生命保険に入っておく、あるいは病気や怪我で働けなくなった時に生活費を確保できるような就業不能保険に入っておくなどです。

十分な貯蓄が貯まっていないときにピンチが訪れたら大変です。ピンチの時に対する保障が重要なのです。

「掛け捨ての保険は気が進まないな」という人は、貯蓄型保険で万が一の場合に備えるという手段も有効です。

こちらを活用すれば、老後資金を積み立てながら保障を得ることもできます。

保険に未加入の人は、まずは保障の確保を意識するようにしましょう。

老後資金は資産運用を活用して増やす

次に老後資金を準備したい人は、毎月積立投資で準備をすることをおすすめします。

銀行預金だと、最近では金利がほとんど付きませんので、老後までの貯蓄期間が短い40代には効率的とは言えません。

投資初心者の人にも「投資信託」で積立投資をするのはオススメです。

ちなみに投資信託とは、みなさんのような投資家から少額ずつお金を集め、資産運用のプロが選んだ金融商品(株や債券など)に、集めたお金で投資をします。

そこで出た成果は投資家に分配します。

投資信託のメリットは毎月少額ずつ積み立てられる点と、運用から管理まで、すべて運用のプロが行ってくれる点です。

毎日仕事や子育てに忙しい40代には「手がかからない」運用が魅力的ですね。

資産運用の注意点とは

ただしここで注意したい点は、投資信託には元本保証がないということです。

積み立てた資金を途中で売却すると、タイミングによっては元本割れをしてしまう可能性があります。

そのため、老後資金の準備として投資するお金は、途中で引き出さずに長い時間をかけて運用することを前提に始めるようにしましょう。

リスクを軽減させ、リターンを安定させたい場合、一般的には20年以上の時間が必要と言われています。

投資信託では働いている間に万が一のことがあっても、備えとして十分に増えていない可能性がありますし、途中で解約すること自体がもったいないことでもあります。

保障と投資のバランスをしっかり取りながら運用していきたいですね。

おわりにかえて

今回は、就職氷河期世代の老後対策について見てきました。

40代は老後対策を早めに始めることをおすすめします。

資産運用で老後対策を行う場合は、1人で悩まずに資産運用の専門家に相談してみてください。

資産運用は1人で始めるには難しく、よくわからないままにスタートしてしまうと失敗するリスクがあります。

わからないことをいつでも聞ける、そして運用後もアフターフォローをしっかりしてくれるアドバイザーが一緒なら、大きな不安を抱くことなく、落ち着いて今後の対応を相談することができます。

最近では無料でアドバイザーが相談にのってくれるサービスも充実してきました。

まずは無料相談や無料セミナーに参加をしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料