1位のミャンマーが96.0%であるのに対し、日本の保護者は59.4%で最下位。日本の次に低い割合だったマレーシアでさえ85.8%ですから、日本の割合の低さが目立ちます。
もちろん日本でも教育熱心な保護者もいますし、保護者が我が子の学習習熟度を全く把握していないことはないでしょう。しかし調査結果では、日本では子どもの学力をちゃんと把握している保護者が他国と比べかなり少ないのは明らかです。
実際、筆者がかつて塾講師をしていた時、子どもの苦手科目や単元をしっかり把握している保護者はごく少数でした。「勉強は親が口出しするより本人任せ、塾任せ」というスタンスが多数派でしたが、その意識はいまだに強いようです。