還暦60代が「貯蓄なし」から抜け出すコツとは
還暦60代が「貯蓄なし」から抜け出すコツは資産運用です。
60代から資産運用を始めても遅いと思う人もいるでしょう。
しかし、現代はすでに人生100年時代に突入しています。還暦をすぎて100歳まで元気に過ごせるなら、まだまだ時間はあると言ってもよいはずです。今からでも遅くはありません。
60代からでも、80歳以降の老後資金を見据えて、早急に資産運用をスタートすることを検討してみてください。
60代の人が貯蓄を増やす上で最も肝心なことは、できるだけ長く就労状態を継続すること、つまり、できるだけ長く働き続けることです。
国も高齢者の就労を後押しする政策を打ち出しています。
今年の4月から「高年齢者雇用安定法」の一部が改正・施行され、従業員が希望すれば事業主は70歳まで就労機会を確保することが努力義務化されることになりました。
「そんな年まで働きたくない!」と思う気持ちは十分分かりますが、老後生活は長くなる可能性の方が高いのです。
経済的に困らないためにも、体に無理をさせない程度に、給与収入を確保することを頑張りましょう。入ってくるお金を確保しない限り、貯蓄を増やすことはできません。
還暦60代は「毎月コツコツ積立投資」
最近は、国が後押しする税制優遇制度が話題です。イデコやつみたてニーサです。
イデコやつみたてニーサは「長期・分散・積立投資」に向いていますが、60代以降ですと、若い人のように運用に時間をかけることはできません。
毎月コツコツと積立投資をしながら、じっくり増やすことができない分、多少のリスクを取ってでも、リターンを狙うアクティブ運用を取り入れる必要があると言えるでしょう。
その場合は、つみたてニーサよりも一般ニーサの方が効果的です。
一般ニーサで選択する金融商品は、インデックスファンドを選択するより、しっかり増やせるアクティブファンドを選択するようにしましょう。
アクティブファンドは、必ず成績が良好なものを選ぶのがコツです。
投資初心者は何を選んだらよいか不明な場合もあるかと思います。その時は、IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)などに相談して、一緒に商品を選ぶことをおすすめします。
成績が良いアクティブファンドを見極めて「毎月コツコツ積立投資」を検討してみてください。