コロナ禍が一段落すれば、懐かしの学び舎の友と同窓会で会う機会があるかもしれません。

還暦を過ぎて、友人との久々の出会い、そして旧交を温める・・・メインディッシュ(話題)は、やはり「健康と年金」でしょうか。

いつまでも若々しい同級生もいれば、先生か生徒か分からない人もいるかもしれませんね。

しかし、人それぞれなのは、見かけだけではありません。これまで形成してきた貯蓄額もまた然り。人によって様々です。

私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。

そこで今回は、還暦60代の貯蓄額を見ていきながら、「貯金なし」から抜け出すコツについて見ていきたいと思います。

還暦60代の平均貯蓄額はいくらか

それでは早速、還暦60代の平均貯蓄額について見ていきたいと思います。

金融広報中央委員会公表の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯]令和元年調査結果」によると、世帯主が60歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額と中央値(金融資産を保有していない世帯を含む)は以下のとおりです。

世帯主が60歳代の金融資産保有額 

  • 平均値:1635万円
  • 中央値:650万円