第3条 介護の大変さを自覚する
「できて当たり前、ではない」
女性介護者自身が、「介護は大変な仕事だ」と認識することはとても大切です。
周囲から、「できて当たり前だ」といわれたり、批判的な態度をとられたりすると、「自分はこんなこともできないなんて…」と自分を追い込んでしまうことがあります。
周囲からだけでなく、自らも自身を否定してしまえば、「介護うつ」の発症や意欲低下などにつながりかねません。
そもそも、介護が簡単なものならば、在宅介護サービスや施設サービスは存在しないのです。プロのサポートを受けている人がいるほど「大変な仕事なのだ」と考え、「自分は頑張っている!」と評価しましょう。
第4条 つらいことは吐き出す
「本音で話せる相手をたいせつに」
つらいときは1人で抱え込まず、気のおけない友人などに悩みを聞いてもらいましょう。
つらさを吐き出さずに溜め込んでしまうと、いずれ自身が体調を崩すことにつながったり、感情のコントロールができなくなったりする恐れがあります。
介護自体をサポートしてもらうことは難しいかもしれませんが、心理面のサポートはしてくれるはずです。
悩みや愚痴を聞いてもらうだけでも、心は少し軽くなります。遠慮したり、溜め込んだりせずに、随時発散していきましょう。