介護を担う女性が「メンタルを守るため」の5カ条

第1条 周囲の評価や批判は気にしない

「私は私!」

どうしても、周囲の声や評価は気になるものですが、気にしすぎてはいけません。自分を追い込むことにつながってしまうため、軽く受け流しましょう。

「あの人は、親の介護も育児も立派にこなしている」などと気負わず、「私は私」と考えることも大切です。

家事も育児も介護も、すべて完璧な人はほとんど存在しないのです。完璧に見える人も、完璧に見せているだけかもしれません。

できないところや負担が大きいところは、家族や訪問介護スタッフなどに任せて、できる部分を介護すれば、それで充分なのです。

第2条 家族に介護の大変さを理解させる

「百聞は一見に如かず」

夫などに介護の大変さをもらすと、「こっちは仕事してるんだから…」「疲れてるんだから…」などといわれることってありますよね。

そんなときは、夫や家族に介護を体験させましょう。介護の大変さは、おこなった人にしかわからないものです。

実際に介護をしたことで大変さがわかり、手伝ってくれたり、ねぎらいの言葉をかけてくれたりするようになるかもしれません。

「百聞は一見に如かず」というように、口で何回も伝えるより、実際に介護をさせた方が効果的だといえるでしょう。