第5条 介護サービスを積極的に利用する
「プロの手を借りよう!」
介護サービスを利用することも、女性介護者が追い込まれないための1つの方法といえます。
前述したように、介護は簡単ではないから、介護福祉士などのプロが存在するのです。
介護サービスを利用することは、まったく恥ずかしいことではありません。
「施設に入れてしまうのは気が引ける…」ということであれば、訪問介護や訪問入浴、デイサービスを利用するなど、少しでも負担を軽減する方法をとりましょう。
さいごに
女性介護者は、「女性」だというだけで、介護もできると思われてしまうことがあります。しかし、実際は、苦労したり悩んだりしながら、徐々にできるようになっていくものなのです。
できないことがあったり、周囲から批判されたりしても軽く受け流し、自分は「介護という大変な仕事を頑張っている!」と認めてあげましょう。
また、介護うつなどを防ぐためにも、周囲に理解を求めること、ストレスを吐き出すことも大切です。つらいときは、友人や介護サービスに頼るなど、うまく負担を軽減し、自分自身が追い込まれてしまわないような方法をとりましょう。
参考資料
- 厚生労働省「国民生活基礎調査」
鈴木 咲季