介護離職を避けるために、ひとりひとりができること

家族と役割分担をする

介護を1人で担うとなれば、仕事を継続することは困難になります。

勤務時間や勤務体制を変更するなどしても、体力的・精神的負担から、結局退職しなければならない状況に追い込まれることも少なくありません。

同居している家族と役割分担をして負担を軽減するなど、家族内でのお互いのサポートは欠かせないでしょう。

施設などの利用を検討する

仕事と在宅介護を両立することはとても大変です。

「できるだけ家で面倒をみてあげたい」「まだ施設に入所するほどではないかな…」などと、介護サービスの利用をためらっているケースもあるのではないでしょうか。

施設には入所だけでなく、日中だけ通いで介護を受けられるデイサービスや、1日単位(1か月につき連続で最長30日まで)で泊まることができるショートステイなどもあります。こうした介護サービスをじょうずに活用していくことも1つの手といえるでしょう。