以前の日本では、結婚することが安定した生活への第一歩で、女性は専業主婦になるもの、男性は結婚して初めて一人前、という風潮がありました。しかし、長いデフレの時代を経た今では、”結婚すれば安泰”とは言えない世の中になっています。

そこで今回は、結婚しても女性が手放すべきでないと感じたことを、ワーキングマザーとして生きる4人の女性に聞いてみました。

結婚して「仕事」を手放すことは大きなリスクに

「結婚しても絶対に仕事はやめちゃダメだと思う」と強く言い切るのは、金融機関で働くAさん。現在一児の母親として時短勤務で働くAさんは、仕事だけは絶対に手放すべきではないと主張します。

「夫が稼ぎ続けられるとは限らない。病気になるかもしれないし、失業するかもしれない。それに、もし離婚することになったらどうするのか。夫の不倫が理由で離婚したいけど経済力がないから踏み切れず、毎日、夫が帰ってくるのが憂鬱で仕方ないと悩んでいる友達もいる」のだそう。

「専業主婦になって現場を離れてしまうと再就職が難しい。仕事の勘が戻るまでに時間もかかるだろうし、子どもが小さければ正社員やフルタイムの採用なんてまず無理。だから絶対仕事はやめるべきでない」と語ります。

「もし、仕事を続けるのに家事や育児との両立が心配なら、どんどん夫と分担してやってもらえばいい。お金を稼ぐのも、家事をするのも、子育てするのも全部折半。ウチはそうしているし、結婚前にそう約束しているから反故にするなんて許さない」とのこと。