「なんでも子どもファーストになる必要はないと思う。子どもはもちろん大事だけれど、親にも親の人生があるし、友達は一生もの。一緒に過ごす時間は絶対大事にしたほうがいい。リフレッシュにもなるし、刺激にもなる。家庭にこもっているだけじゃ聞けない話もたくさんあるから」と語るBさんでした。

結婚前に貯めた自分自身の資産は分けて保管

「経済DVに合ったことがきっかけで、自分自身の資産はきちんと分けて保管すべきだと感じた」と話すのは、小売業で働くCさんです。

Cさんは現在、夫と別れて一人で暮らしています。「結婚するときに『どうせ結婚するんだから財布は一緒にしようか』という話をした。私も元夫も同じくらいの貯金額だし、どうせ一緒だよねと私の貯金を夫名義の定期預金口座に入れてしまったのが間違いだった」と言います。

「夫は私に仕事をやめてほしいと言い、『子どももいないのに、まだやめたくない』と伝えたけれど、『オレの稼ぎだけでも暮らしていけるだろ』とあまり熱心に頼むから言うことを聞いてしまった。それがもう一つの大きな過ちだった」と続けるCさん。

それからというもの、次第に夫の態度が変化し、経済DVをするように。「私には家にいろ、働くな、というくせに生活費もろくにもらえない。2万5000円で家計をやりくりしろと言われ、無理だと伝えたら専業主婦なんだからそれをなんとかするのが仕事だと言われ…。お金がないし、お小遣いもないから出かけられない。『私の貯金を返すか、働きに出ることを許可するかどちらかにして』と伝えたが、ありえないと一笑に付された」のだそう。