3月10日を迎え、確定申告の期限が目前に迫っています。1年間の収入や支出を整理する中で、改めて家計の現状を再確認している方も多いのではないでしょうか。

自分のお金の動きが可視化されるこの時期は、これからの資産計画を検討するのに適したタイミングです。そこで一つの指標として確認しておきたいのが、J-FLEC(金融経済教育推進機構)が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」の結果です。

同調査によると、二人以上世帯の金融資産保有額は平均1940万円と、前年から4割以上も増加しました。この背景には給与の大幅な増加よりも、新NISAなどを通じた「株価上昇」や「配当収入」が大きく寄与しているという実態があります。

こうした「運用の有無」による資産の伸びの差は、リタイアまで残り15年ほどとなった「50歳代」にとって、今後の生活設計を考える上で見過ごせないポイントと言えるでしょう。

本記事では、50歳代の貯蓄のリアルをデータから紐解くとともに、65歳までの15年間で着実に資産を作っていくための考え方を整理します。あわせて、毎月5万円の積立投資を行った場合の、利回り別シミュレーションもご紹介します。