5:常に「仕組み化」を考える
高年収の人は常に「仕組み化」することを重視します。仕事において大きな目標設定をし、それに対して「やる気」だけで動くのは年収400万円の人。その一方で大きな目標設定に対してそれに向かうための細かな目標設定、時間管理、具体的に何をすれば良いのかという仕組みによって自分を動かしているのが年収1000万円の人なのです。やる気とは時に外的要因によっていとも簡単に崩れてしまう脆いものです。その脆さを知っているからこそ、高年収の人はやる気やモチベーションという精神的なものではなく、自分のすべきことを仕組み化し、管理し、より高度な業務も一つ一つ着実に成し遂げることができているのです。
いかがでしょうか。「年収1000万円」とその金額だけ見てみるとなかなか手が届かないように思われがちですが、高所得者の思考というのは真似できないものではありません。できるところから少しずつその思考を参考にしていくだけで、いつの間にか自身の仕事に対する行動や成果に変化が現れてくる、なんてこともあるかもしれません。
参考資料
- 国税庁「民間給与実態統計調査」
多田 秋