働く女性の500万円以上稼ぐ割合は?
国税庁が2019年9月に公表した「民間給与実態統計調査」によりますと、1年を通して勤務した給与所得者5026万人のうち、1000万円以上の年間給与所得を得ているのは約250万人で全体のおよそ5%にあたります。ちなみに、女性だけの給与所得者を比較してみると1000万円以上を得ている人は全体のわずか1.2%という結果に。対等といわれる「夫と同じだけ稼いで世帯収入1000万円を目指す」のに必要な500万円以上の給与所得を得ている割合を調べてみると、それだけ収入を得ている人は全体の12.2%でした。
一方、働く女性のうち59.8%が300万円以下の給与所得者ということもわかりました。これらの結果は未婚・既婚を分けていない調査である点も考えると、ワーキングマザーが男性と同等に稼いで「夫婦合わせて1000万円稼ぐ」というハードルはかなり高いものであることを物語っているのではないでしょうか。