専業主婦/主夫の年金ってどうなるの?
このように加入している年金の区分により老後の年金額が変わってきます。専業主婦・主夫の場合、老齢年金はどうなるのか、また、大黒柱が亡くなった時の遺族年金はどうなるのか、加入区分による違いを見ていきましょう。
(1) 会社員の夫と専業主婦の妻
一家を支えるサラリーマン(第2号被保険者)と専業主婦(第3号被保険者)のケースを考えてみます。老後は夫が老齢基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金を受給、妻は老齢基礎年金を受給することになります。
厚生労働省が公表している「モデル世帯」の年金額の例(2020年度)によると、夫(平均的な賃金で40年間就労)と妻(40年間専業主婦)が受給する老齢年金は合計で月額22万724円となっています。
また、もし夫が亡くなった場合、妻は遺族厚生年金を受給でき、一定年齢以下の子供がある場合は遺族基礎年金(国民年金)を受給できる可能性があります。