離職した若者たちのその後…
さて、離職・転職後の若者たちのその後は、悲喜こもごものようです。若者たちの心境をのぞいてみましょう。
満足している人
若くても成果に応じた評価やポジションを与えられ、モチベーションが上がったいう声は多く聞かれます。人事評価制度そのものを見直す企業が増えており、若くして転職した場合でも、前職より収入が上がる、というケースも。
また、責任や裁量度の高い仕事を任され、プレッシャーやストレスが増すと同時に、やりがいが大きくなったという人もいます。
後悔している人
一方、離職したものの、次の仕事探しに苦労する人も少なくありません。転職活動が思うように進まない時期や、転職先とのミスマッチが判明したとき、社会経験の少ない若者が感じる焦りや後悔の念は大きいものになるでしょう。
何気ない話や、切磋琢磨できる同期の存在がないことが残念だ、という声もよく聞きます。悩みの解決やストレス解消などが難しくなり、心理的な仕事の負荷も上がるかもしれません。
中途入社の場合は、新卒のときのように研修に時間をかけてもらえるとは限りません。そのため、入社後まもなく社会人としての即戦力を期待されてしまうことに困惑する、という声も…。