「3年以内に辞める新卒たち」の本音に迫る
企業規模や学歴を問わず、新卒者の離職率は高い傾向にあります。主な離職理由として以下のようなものがあります。
- 入社前のイメージと違っていた
- 上下関係や年功序列が厳しい
- 毎日同じメンバー、同じ行動・ルーチンに辟易
- 結果を出しても給与に反映されない
安定した経済基盤、充実した福利厚生や教育制度など、大企業で働くメリットは大きいといわれてきました。しかし、企業を取り巻くビジネス環境は急速に変化しています。そんななかで、
- 同期や同業者との競争が激しい
- 市場が広く展開拠点が多いため、転勤がある
- 人事の顔色を伺いながら働くためストレスが多い
- 大企業でも終身雇用は保証されない
- 役割が細分化されていて自分の仕事が限定的
といった「大企業で働くからこそ生じるデメリット」にも気付いていくのです。
高い倍率を潜り抜けて勝ち取って入社した大企業でのキャリアを、若者たちはサクッと手放していきます。上述のマイナスポイントを回避できる転職先を求めてのことだろうと推測されます。