父親の存在はどのように捉えられているのか

一方子どもの立場からみて、父親の存在はどのように捉えられているのでしょうか。ズバリ『あなたが父親を嫌いになった理由』を聞いてみました。

・「学校であった出来事を家で話すと、とにかく批判的。最終的に上から目線の役に立たないお説教が始まり、不愉快になることが多いから」(中学2年生)

・「加齢臭がすごくて、父が入った後のお風呂は入れません。歯磨きの時間も短いし全体的に不潔な感じで、申し訳ないけど生理的に受け付けないです」(高校1年生)

・「とにかく仕事が忙しいが口癖で、家にいない。その割にたまの在宅の際は家族に対して偉そうな態度をとるので、憤りを感じていました」(中学1年生)

子の性別により、男女差による価値観の違いも大きく影響しているかもしれませんね。中高生のある時期に急に父親に嫌悪感を抱くケースは、思春期特有の反抗心という場合もあります。成長して昔を振り返り、「あの頃はお父さんのこと嫌いだったんだよね。」と笑いあえればよいのですが…。