お互いに稼ぎが十分あれば、財布は分けて管理したほうがいいかもしれません。そしてお互い生活費として出し合う各15万円、合わせて30万円の中から老後資金も貯めているなら安心です。

2人とも同じ財布に入れる派

続いて、財布は1つにしているというBさん夫婦です。Bさん宅は最近第一子が生まれたばかりで、Bさん自身は育休中。

「もともとは財布を分けていたけれど、子どもが生まれて産休に入るタイミングで財布を統合。別々に管理しているときよりも、わずらわしさがなくなったから私が育休から復帰しても財布が一緒でいいかなと思う」と話します。

「財布を分けていたときは、住宅ローンの返済は夫、光熱費や食費、日用品代や新聞代、医療費などは私、という感じで同じくらいの出費になるように分担していた。ただ、それだと夫は常に一定額だけれど、私のほうは医療費や食費、光熱費など毎月変動しがちな出費が多く、出費を毎月一定にしようとするのは難しい。管理が大変だった」とBさん。

出費が同じくらいになるように調整しても、毎月の変動は多少あるもの。変動費を管理する方に負担がかかってしまうと、不公平感が出てしまうかもしれません。

とにかく1つの財布に収入を入れて再分配する派

Cさんご夫婦は4歳のお子さんが1人、Cさんが時短勤務中の共働きです。そんなCさんは「いったん1つの財布にお互いの収入をすべて入れて、そこから再分配する」と言います。