ケチに徹する!?「経済の大復活はない」日本で生きる術

昔は良かったと言いたくはないが…

昭和バブルが懐かしい今日このごろです。

筆者は1985年(昭和60年)に社会人となりました。当時は高度経済成長後の時代でしたが、景気は順調に拡大し、新入社員の給料が毎年上がっている時代でした。

私の初任給は月12万円くらい。独身寮費や生活費を除くと、手元に残るのは5〜6万円だった記憶があります。でも、当時の時代背景なのか、個人にも社会全体にも不安感や閉塞感はなく、誰もが右肩上がりの日本経済に乗っていけることをつゆほども疑ってはいませんでした。

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加えて、その時代までの日本人は必死でした。筆者世代はユルユルな青春時代を送ったのですが、親世代(今の80代以上)の若かりし頃は、戦争の影響で食べるものも食べられなかった時代。次世代は豊かにという思いで艱難辛苦された方々です。

いまさら感はありますが、35年前の日本は中国経済もアジア経済も眼中になく、まさか同地域が日本を凌駕するとは思っていませんでした。当時、某メーカーに勤務していた先輩が中国赴任を打診され、即、断って会社を辞めたことが思い出されます。

当時の日本は生活水準も工業技術水準もアジアNo.1でしたので、インフラが不十分で商習慣が異なる国に赴任することは考えられなかったのでしょう。個人的な理由もあったのかもしれませんが、分からないではありません。

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執筆者
太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。