多くの方はここまで割り切って生活できないかもしれません。ですが筆者の新卒入社当時は4畳半に男2人が居住する独身寮住まいでした。三密どころの騒ぎではありません。そこはタコ部屋さながらで、ダンボールをガムテープで固定し二人の間仕切りしていたことを覚えています。

今はそんな環境もないでしょう。ただそれがあったからこそ、知恵を絞ってケチに徹し、いち早くその環境から抜け出すことを模索できたのです。結果的にその独身寮を3年半で卒業することができました。

ということで、社会が混乱している今、本当に安心して生き抜くにはどうすればいいのでしょう。

それは、見栄も他人の目も関係なく。ケチに徹することです。ビジネスも生活も、資産形成もなるべくコストをかけない、これしかありません。ただ、少ないお金で満足感の高い生活をするには、頭も体力も使わなければなりません。

もっとも、このケチ作戦、すでに実践されている方はたくさんいるとは思いますが…。

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太田 創(一般社団法人日本つみたて投資協会 代表理事)