コロナショックで株式市場は大荒れですが、毎月投資の「つみたて投資層」はどうやりすぎしているでしょうか。iDeCo(イデコ)やつみたてNISA(ニーサ)がつみたて投資では制度として活用されていますが、今一つ口座開設やその利用者数は伸び悩んでいます。

株式市場は暴落や暴騰を繰り返していますが、今回はあらためて投資信託の使い勝手やインデックスファンド(インデックス投信)の使い方についてのポイントをまとめてみました。

iDeCoやつみたてNISAの口座数はわずか

「イデコやニーサ」というのをよく耳にするようになったという人も多いでしょう。では、どれくらいの人が活用しているのでしょうか。

たとえば、iDeCoであれば、国民年金連合会(iDeCo公式サイト)によれば、その加入者数は2020年1月末では約143万人。さて、この人数、多いのでしょうか、それとも少ないのでしょうか。

厚生労働省の「平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、公的年金被保険者数が6733万人であることを考慮すると、非常に少ない割合といえます。iDeCoを始めている人がマイノリティともいえますし、金融機関やFP(フィナンシャルプランナー)が騒いでいるわりには、制度そのものが十分に認知されていないともいえます。