【その1】どのインデックスが正しいかわからない
インデックスファンドと一口に言っても、その運用対象である「インデックス」、つまり投資対象の基準となるベンチマークは様々。一部の例を挙げても以下の通りです。
- TOPIX
- 日経平均225
- S&500
- ダウ工業平均株価
- ナスダック
- MSCIコクサイ(Kokusai)
- MSCIワールド(World)
- MSCI オールカントリーワールドインデックス(ACWI)
多くの個人投資家は、そもそもインデックスの意味も分からないし、どの国や地域のインデックスを選んでよいのかわかりません。
日本のインデックスファンド信者が好きなのが「MSCIコクサイ」。では、このベンチマークに含まれる国が何カ国含まれているのか、また、どのような地域が含まれているのか、米国株の比率はどれくらいかを言える人はどの程度いるのでしょうか。
もっとも、運用会社が「とりあえずMSCIコクサイのインデックスファンド作っておけばよいよ」というスタンスもあったかもしれませんが、グローバル、外国株式の投資信託のベンチマークがMSCIコクサイとなっています。必然、日本のインデックスファンド信者の投資先としてMSCIコクサイが多くなっているという傾向があります。