高いバリュエーションの背景には

  • 米中貿易摩擦への懸念を背景とした内需偏重相場
  • 個人投資家好みの優待銘柄
  • 過去のMBO時に計上された巨額なのれんに対する警戒感の後退(自己資本が積み上がったことで減損時に債務超過に陥る危険性が低下)

こういった要素があると考えられ、投資家が純粋に利益の高成長を期待してPER40倍を付けているわけではないとみる。

しかし、いずれにせよバリュエーションの絶対値の水準が高くみえることに変わりなく、それゆえ現状の株価水準を維持するには少なくとも目先で利益率低下に歯止めをかける必要がありそうだ。

営業利益率"9%"とEBITDA比率"14%"の回復が目先の注目点か

冒頭にも述べた通り、深夜営業を短縮することで売上収益が減少する可能性がある。この点は投資家としても当然想定するシナリオだ。ただ、今回の取り組みを受けて投資家の注目が向かうのはやはり「利益率の変化」だろう。