加速する収益力低下。日本の銀行も口座維持手数料導入へシフトか

2カ月ほど前に銀行が口座維持手数料を導入するのでは?という見通しを書きましたが※、早くも一部が現実になってきました(※『銀行で口座維持手数料が導入されるかも? マイナス金利の”ひどい”状況』)。

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不稼働口座に手数料
三菱UFJ銀、来秋にも新規開設分
(出所:2019/12/6付日本経済新聞 朝刊)
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口座維持手数料を取らない日本の”特殊”な商習慣

上の記事によると、2年間取引のない口座に手数料をかけるとのことで、既存の口座ではなくこの手数料制度を導入した後の新規口座が対象とのことです。

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ついにというか、やっとというか、日本の銀行でもこうした手数料を徴求し始めるようになるのですが、筆者の体験を踏まえると、銀行がこのような手数料を導入するのは遅すぎると思います。

日本の銀行が導入するということで話題になっていますが、2015年まで日本で個人向け銀行業務を展開していた米系のシティバンクでは口座維持手数料を導入していましたし(月2000円程度)、諸外国の銀行では当然ながら口座維持手数料を徴求しています。

参考記事

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太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。