海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で子犬・子猫の保護活動を行う「Puppy Kitty NYCity」さんのInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

さびついた重機のそばでうずくまり、水たまりにたまったさびた水を飲むことでしか喉の渇きをしのげなかった黒猫・ダンプスターファイアが保護され、今ではいつでもきれいな水を飲めるようになった様子が紹介されています。

執筆時点で1万8000回再生、約2600件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
さびついた重機のそばでうずくまり、錆びた水たまりの水を飲むことでどうにか喉の渇きをしのいでいた黒猫・ダンプスターファイア。投稿者のもとで保護されると、ケージの中で用意された清潔な水を夢中になって飲む姿が記録されています。投稿では「新鮮できれいな水を飲めることは、本来なら誰にとっても当たり前の生活の基本のはず」としたうえで、それすら叶わなかった彼のこれまでの暮らしぶりに胸を痛める言葉がつづられました。今ではお腹いっぱいの食事と、彼を愛してくれる人々に囲まれて過ごしているというダンプスターファイアの変化をご紹介します。

1. 【さびた水たまりの水を飲んでいた猫】重機の陰でひっそりと暮らしていたダンプスターファイア

さびた重機のそばでうずくまっていたダンプスターファイア1/5

さびた重機のそばでうずくまっていたダンプスターファイア

出所:@puppykittynycity

投稿によると、黒猫のダンプスターファイアは、さびついた重機のそばで暮らしており、水たまりにたまったさびた水を飲むことで喉の渇きをしのいでいたといいます。

清潔で新鮮な水を飲めることは、本来であれば当たり前に与えられるべき生活の基本ですが、ダンプスターファイアにはそれすらありませんでした。投稿者は、ダンプスターファイアがさびた水を必死に飲む姿を「胸が張り裂けそうだった」と振り返っています。

2. 【きれいな水に大喜び】保護されたダンプスターファイアが見せた新しい日常

ケージの中できれいな水をごくごくと飲むダンプスターファイア2/5

ケージの中できれいな水をごくごくと飲むダンプスターファイア

出所:@puppykittynycity

保護されたダンプスターファイアは現在、ケージの中で用意された清潔な水を、好きなだけ飲めるようになりました。投稿では「彼はもう、次の一口をどこで手に入れるか心配する必要はありません。いつでも新鮮な水と満たされたお腹、そして彼を愛してくれる人たちに囲まれています」と紹介されています。

コメント欄では

  • 「そんなに水に夢中な子は見たことがありません。理由はわかっていますが、それでもとても愛おしいです。それに、彼の小さな体もきっと感謝しているはず。」
  • 「ここまで回復してすごい。これから彼を迎える里親のもとで、これまでよりもずっと長生きできますね。」
  • 「優しくて賢い清掃員さんが、彼を見つけて専門家の助けにつないでくれて本当によかった。」

など、ダンプスターファイアの変化を喜ぶ声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のネコちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿をリサーチする中で印象的だったのは、「きれいな水を飲めること」が、実はすべての動物に当たり前に与えられているわけではないという点です。私たちにとって蛇口をひねればいつでも新鮮な水が飲める環境はごく当然のものですが、ダンプスターファイアのように、さびた水たまりの水に頼るしかない動物が実際にいるという事実に、あらためて考えさせられました。もし読者の皆さんの近くで、屋外で暮らしている猫や、水を得るのに苦労していそうな動物を見かけたら、無理に近づいて保護しようとする前に、まずは安全な場所に水や食事を置いてあげたり、地域の動物保護団体に相談したりすることから始めてみてください。個人だけで無理に保護しようとすると、動物にも自分自身にも思わぬ負担がかかってしまうことがあるため、専門家の力を借りることも大切な選択肢のひとつです。今回の記事を通じて一番伝えたいのは、「新鮮な水を飲めること」のような、当たり前に思える小さな幸せこそが、すべての動物にとって等しく与えられているわけではないということです。ダンプスターファイアがこれからも、お腹いっぱいの食事と、彼を愛してくれる人々に囲まれて、穏やかに暮らしていけることを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 【特別インタビュー】「かわいそう」で終わらせない。苦しむ動物たちに寄り添う保護団体の軌跡と、私たちにできること

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SNS上では動物に関する投稿が時に注目を集めます。トルコのイスタンブールで一頭のけがをした動物を救ったことから始まり、現在スペインを拠点に国際的な動物保護活動を展開する「Let’s Adopt」について、活動の様子ご紹介します。多くの人が目を背けたくなるような過酷な状況から、動物たちが新しい家族と穏やかな日常を取り戻すまでには、どのような課題と喜びのストーリーがあるのでしょうか。

5.2 「もう独りじゃないよ」疥癬で毛を失い衰弱していた老犬、大勢の手に支えられて取り戻した笑顔に反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@AnimalAidUnlimitedさんがYouTubeに投稿した、疥癬によって毛の多くを失い、耳にも傷を負っていた老犬「ソリー」の保護の様子をご紹介します。衰弱しきっていた発見時の姿から一転、多くの人の手によるケアで笑顔を取り戻すまでの軌跡に、称賛や感謝のコメントが寄せられました。また記事後半では、犬の生涯費用についても解説しています。

5.3 「命はあと数時間」と言われた瀕死の犬、懸命な治療で見せた回復にSNSで感動の声

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SNS上では「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿が時に注目を集めます。今回は@PawsShowさんがYouTubeに投稿した、公園でハエやウジ虫にまみれ瀕死の状態だった犬・ソベラニートの姿をご紹介します。獣医療チームによる懸命な治療の末に見せた驚異の回復力に、多くの視聴者からは涙や感謝の声が数多く寄せられました。記事後半では、犬の生涯費用についてもあわせて詳しく解説しています。

参考資料