海外のSNSでは、犬や猫をはじめとする動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、インドを拠点に活動する動物保護団体「Animal Aid Unlimited」のYouTubeチャンネル@AnimalAidUnlimitedの投稿。
おそらく車に轢かれて脇腹と膝に大けがを負ったロバを保護したところ、実は非常に穏やかで愛らしい性格の持ち主だったことが分かり、2ヶ月の治療を経て施設の仲間たちと暮らす新生活を始めました。
執筆時点で22521回再生、約5628件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【大けがを負ったロバ】脇腹と膝の傷を抱え、動物病院へ運ばれたナズル
保護されたのは、ロバのナズル。脇腹と膝に痛々しい傷を負い、おそらく車に轢かれたことが原因とみられています。動物保護団体Animal Aid Unlimitedのスタッフがナズルを発見し、専用車両で動物病院へと運びました。動画のテロップでは、ナズルの様子について「その無垢な目は困惑に満ちていた」「この優しい子はこれまで多くの苦労を重ねてきたようだった」と紹介されています。
動物病院に着いたナズルは、その愛らしい性格からスタッフの手で「ナズル」と名付けられました。傷口の定期的な手当てや十分な休息、栄養のある食事を与えられながら回復を待ち、少しずつスタッフへの信頼も深めていったといいます。
2. 【回復したナズル】仲間たちとともに歩む、"永遠の家"での新生活
保護から2ヶ月ほど経つ頃には、ナズルは施設で暮らす他の障害を持つロバたちの仲間入りを果たすまでに回復しました。動画では、干し草を頬張りながら仲間たちと過ごす穏やかな姿が捉えられています。
ナズルはヘルニアを患っていますが、もう荷物を運ぶために働く必要がないため、これから大きな問題にはならないとみられています。過酷な労働から解放され、残りの人生を仲間たちとともに幸せに過ごせるようになったナズルの姿は、寄付者をはじめ多くの支援者の存在によるものだと紹介されています。
コメント欄では
- 「コメントで一言お伝えしたかったのですが、彼が怪我から回復したとき『どうかこのまま施設で永遠に飼ってあげてください』と思ったら、次のシーンでまさにその通りになっていて感激しました。ナズルに代わって、AAUの皆さんに心から感謝します」
- 「新しくできた仲間たちの中で、とても幸せそうにしていますね」
など、ナズルの回復と新生活を喜ぶ声が寄せられていました。
――以上、海外のSNSで話題のロバでした。
3. 著者からの一言コメント
4. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。

